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【HubSpot】HubSpotシーケンスとワークフローの違い|使い分けの判断基準
HubSpotのシーケンスとワークフローの違いは、メールがどこを経由して送られるかにあります。ここを押さえれば、メールの性質・送信上限・オプトアウトの扱いが筋道立って理解でき、目の前の要件をどちらで自動化すべきか自分で判断できます(上限値やプラン要件は改定されるため、自社ポータルの表示もあわせてご確認ください)。
HubSpotのシーケンスとワークフローの違いを一言でいうと
シーケンスは、担当者本人の受信トレイから1対1でメールを送り、営業フォローを半自動化するツールです。
ワークフローは、HubSpotの配信ネットワークからメールを送り、CRM処理も自動実行する汎用ツールです。送信経路は、メールの性質・送信上限・オプトアウトの扱いを理解する中心軸です。 使い分けでは、対象オブジェクトと人手の介在もあわせて確認します。
シーケンスとは|担当者の受信トレイから送る1対1のフォローアップ
時間差のフォローアップメールとタスクで営業アプローチを半自動化する機能で、インサイドセールスの立ち上げでよく使われます。送信元はユーザー本人が接続した個人メールアカウントで、登録できるのはコンタクトのみです。
ステップに置いたタスクは自動実行されず、担当者の対応が必要です。 タスク完了まで後続を止める設定なら、対応しない限り先へ進みません。人が動く前提のツールです。
ワークフローとは|条件に基づくマーケティングメール配信とCRMの内部処理
CRMオブジェクト単位で登録トリガーを設定し、アクションを自動実行する汎用ツールです。遅延、分岐、メール送信、レコード編集、タスク作成と幅は広めです。
ただしメールには制約があります。送れるのは**「オートメーション用に保存」したマーケティングメールのみ**です。差出人表示に担当者の情報を出す設定も可能ですが、実際の送信経路はHubSpotのメール送信ネットワークです。オプトアウトや購読タイプにも従います。
真価はむしろ、プロパティ更新やタスク作成、担当者割り当てといったメールを送らない自動化にあります。
一目でわかる比較表|送信元・送信数・パーソナライズ・オプトアウト
観点 | シーケンス | ワークフロー |
|---|---|---|
目的 | 1対1の営業フォロー・商談化 | 条件ベースのマーケティングメール配信・CRM内部処理 |
送信元 | 担当者本人の接続メールアカウント | HubSpotの配信ネットワーク |
メール種別 | 1対1のセールスメール | オートメーション用マーケティングメール |
対象 | コンタクトのみ | 会社・取引・チケットも可(プラン次第) |
送信規模 | 少数(日次上限あり) | セグメント・条件を基準に自動配信 |
パーソナライズ | 個人アドレスで1対1に見える | トークン可。差出人表示は設定可だが送信経路はHubSpot側 |
オプトアウト | 既定で配信停止リンクなし(設定でON可) | 既定で購読設定リンクを含む |
登録解除 | 既定の解除トリガーが用意されている | 解除・除外条件を明示的に設定する必要(登録条件から外れた場合の解除は既定でOFF) |
自社で使えるか|シーケンスとワークフローのプラン・シート条件
シーケンスはSales HubまたはService HubのProfessional/Enterpriseが対象です。さらにその担当者に有料シートが必要で、アカウントがProfessionalなだけでは足りません。
ワークフローはMarketing Hub専用ではありません。 各HubのProfessional以上で使え、Sales Hub Professional単体でも動きます。ただし扱えるオブジェクトはプランで変わり、「自動化メール送信アクション」だけはMarketing Hub Professional以上が必要です。
シーケンスとワークフローの使い分け|目的から選ぶ判断基準
第一の判断軸は、担当者個人による継続的な営業フォローが必要かです。必要ならシーケンス、条件に合う相手へ届けたい・CRM側の処理を回したいならワークフローです。補助軸は、対象を1件ずつ選ぶか条件で拾うか、人手のタスクを挟むかの2点です。
シーケンスを選ぶケース:
- 商談化を狙う個別アプローチ(名刺交換後・問い合わせ後のフォロー)
- 担当者の名前と顔で信頼を積み上げたい相手、返信がゴールの場面
ワークフローを選ぶケース:
- 条件に合うセグメントへの配信・ナーチャリング
- メールを伴わない内部処理や、コンタクト以外を起点にした自動化
メール施策に限った補助的な問いとして、**「返信後に担当者が個別対応を続ける前提か?」**も有効です。YES寄りならシーケンス、NO寄りならワークフローです。
これはMAツール共通の原則といえます。
併用パターン|ワークフローで絞り込み、シーケンスで人が寄り添う
王道はワークフローで絞り込み、営業に引き渡す形です。手段は2つあります。
- 「シーケンスに登録」アクション。コンタクトベースのワークフロー限定です。上位プラン向けとされ利用可否が契約で変わるため、自社ポータルの編集画面に選択肢が出るかご確認ください
- タスク作成アクション。シーケンス自動登録が使えない場合の代替手段です
登録アクションの送信者に指定できるのは、有料シートと接続済みの個人受信トレイを持つユーザーだけです。条件を満たさない場合、登録アクションが実行されないことがあります。同時登録は1コンタクト1本のみで、自動登録には件数の制約もあるため、自社ポータルでご確認ください。
登録されなかった対象は放置しないでください。ワークフロー履歴で結果を定期的に確認し、漏れた対象は営業タスクへ回収しましょう。
使い分けを間違えるとどうなるか|よくある3つの失敗
失敗1|シーケンスをマーケティングメール代わりに使う
送信元が担当者個人のアカウントで日次上限があり、1対1メールには既定で配信停止リンクが入りません。受信者が止める手段も既定では用意されません。だからこそ、条件配信を広く行う用途ではなく、個別の営業フォローに使う機能だといえます。
失敗2|ワークフローで営業メールを送り、送信経路と目的が噛み合わない
差出人に担当者名を表示できても、1対1のセールスメールとは送信と購読管理の仕組みが異なり、個別の営業対話を継続する用途とは噛み合わない場合があります。該当する購読設定で配信対象外なら、送信もされません。
失敗3|ワークフローの登録解除を設計せず、対象外の相手に配信が続く
シーケンスには既定の自動解除トリガーが用意されています。 途中解除の条件は、返信、ミーティング予約、配信停止、バウンスといった事故防止のためのものです。これとは別に、全ステップ完了は最後まで進んだ結果としての終了です。いずれも設定項目であり、有効かどうかは設定状態によるため、自社の運用に合うかご確認ください。
一方ワークフローは自分で止める設計が必要です。手段は抑制セグメント/ゴール/「登録条件を満たさなくなった場合」の3つで、最後は既定でOFFです。設計しないと、途中で対象外になっても残りのアクションが続き、失注先や商談化済みのコンタクトに配信が流れます。
シーケンスの送信上限は「思っている数字」と違う
実効上限は、①プラン上限、②接続メールプロバイダー上限、③ユーザー個別上限の最小値で決まります。
- ①Professionalシート500通/日、Enterpriseシート1,000通/日(ローリング24時間判定)
- ②Gmail無料は350通/日、Google WorkspaceやOffice 365は1,000通/日
- ③Sales Hub Professional以上では、ユーザー単位の上限を設定できます
接続先とユーザー設定を確認し、最も低い値が実効値です。Enterprise契約でもGmail無料アカウントの接続なら、実効上限は350通/日です。
よくある質問
シーケンスはどのプランで使えますか?
Sales HubまたはService HubのProfessional/Enterprise、かつ本人に有料シートの割り当てが必要です。
ワークフローはMarketing Hubがないと使えませんか?
使えます。各HubのProfessional以上で利用できます。ただし自動化メール送信アクションのみ、Marketing Hub Professional以上が必要です。
シーケンスの1日あたりの送信上限はどれくらいですか?
プランの数字だけでは決まりません。プラン上限、接続先メールアカウント上限、ユーザー個別上限の最小値が実効値です。
1人のコンタクトを複数のシーケンスに同時登録できますか?
できません。同時登録は1本のみで、別に入れるには先に解除が必要です。
シーケンスとワークフローは併用できますか?
できます。ワークフローで絞り込み、シーケンス登録かタスク作成で営業に引き渡します。
マーケティングメールを配信停止した相手にシーケンスは届きますか?
マーケティングメールの配信停止だけで、1対1のセールスメールが同じ仕組みで自動的に止まるとは限りません。送信前に受信者の意思表示と自社ルールを確認し、対象に含めるか判断してください。
まとめ
- シーケンスは担当者の受信トレイから1対1で送る、営業フォローの半自動化ツール
- ワークフローは条件ベースでCRM処理を自動化する汎用ツール。利用条件を満たす場合はマーケティングメールも配信できる
- 併用の王道は、ワークフローで絞り込み、シーケンスで人が寄り添う形
判断を左右するのは、機能の理解より「自社の営業プロセスのどこを自動化すべきか」という設計です。ハレフルでは設計から運用定着まで伴走し、自社で回せる状態をゴールに据えます。全体像はHubSpotのSFAとはもあわせてご覧ください。
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