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2025-02-28
HubSpot

【HubSpot】HubSpotのコアシートとは?料金体系について解説

この記事の概要

・近年ソフトウェアにおいてシートベースが増えている理由がわかる

・HubSpotのコアシートの概要がわかる

・HubSpotのコアシートを使ってユーザーができることがわかる

・HubSpotのコアシートの料金体系がわかる

・コアシート利用時に注意すべきことがわかる

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シートベースの料金体系とは?

近年のソフトウェア業界では、「シート(Seat)ベース」の料金体系が広く採用されるようになっています。特にSaaS(Software as a Service)の分野では、柔軟なライセンス管理やコストの最適化を目的として、シートベース(シート制)を導入するケースが増えています。シートとは、ソフトウェアへのアクセス権限を持つ1ユーザー分のライセンスを意味します。ソフトウェアの利用料金は「1シートあたり月額○○円」という形で設定され、利用ユーザー数とできることに応じて費用が増減する仕組みです。

SaaSの分野では、HubSpotをはじめとしてSalesforceやSlack、Microsoft、Zoomなどがシートベースの料金体系を導入しています。

 

シートベースの料金体系が増えている理由

ソフトウェア業界にシートベースの料金体系が増えている理由には、以下のようなものがあります。

●  柔軟な料金管理ができる

ソフトウェアを導入する企業は、必要な人数分だけライセンス(シート)を購入できるため余計なコストが発生しません。特にマーケティングや営業、カスタマーサポートなど、部門ごとに異なる機能を利用する場合は必要なシートを必要なだけ割り当てることができ、柔軟な料金管理が行えます。

●  ユーザー管理がしやすい

ソフトウェア利用者の増減に応じて、簡単にシートの追加や削除ができるため、企業の成長や事業の拡大、組織変更などに対応しやすい仕組みだと言えるでしょう。

●  コストの透明性

「何人が利用しているか」に基づいて利用料が課金されるため、企業側は使用状況に応じた正確なコスト管理が可能になります。

 

HubSpotのコアシートとは?

HubSpotのコアシートは、HubSpotが提供するサブスクリプションサービスにおいて、ユーザーが特定の機能やツールにアクセスするための権限を持ったシートです。このように書くとコアシートとここまで説明してきたシートは同じ意味のように聞こえますが、HubSpotの場合はコアシートを含め、シートの種類がいくつかに分かれて設定されています。

コアシートは、購入した各製品(MarketingHub、Sales Hub、Service Hubなど)の機能やツールへの編集・閲覧権限をユーザーに付与します。マーケティングや営業、サービスなどの各部門の担当者が、日常業務で必要とする操作を行うために必要な権限が与えられるのです。これにより担当者は必要な機能を活用して業務を遂行できますが、他にもHubSpotでは表示のみのシートや特別な機能にアクセスできるシートなどが設定されています。

 

コアシートと表示のみシート、SalesシートとServiceシートの違い

HubSpotでは、コアシートの他にユーザーの役割や必要な権限に応じて、3種類のシートが提供されています。

●  表示のみシート

このシートは、HubSpot内のデータやレポートを閲覧する権限を与えるためのシートです。このシートでは、データの編集や追加はできません。表示のみシートは、情報の参照が必要な経営層や他部門のメンバーへの権限付与に使うものです。

●  SalesシートとServiceシート

SalesシートとServiceシートは、Sales HubおよびService Hubの「Professional」または「Enterprise」プランで提供されるシートです。

Salesシートは、ユーザーにSalesHubへのアクセス権を付与し、Sales Hub ProfessionalおよびSales Hub Enterpriseの機能を利用できるようにするものです。Salesシートの機能には、コアシートのアクセス権も含まれており、購入済みのMarketing Hub、Content Hub、Operations Hubのサブスクリプション、さらにその他の追加購入した機能を利用できます。ProfessionalおよびEnterpriseのサブスクリプション契約を持つユーザーは、いつでも追加のSalesシートを購入可能です。

Serviceシートも、ユーザーにServiceHubへのアクセス権を付与し、ProfessionalおよびEnterpriseのサブスクリプションで利用できる高度な機能を使えるようにするものです。Salesシートと同様に、Serviceシートには、コアシートのアクセス権が含まれており、購入済みのMarketing Hub、Content Hub、Operations Hubのサブスクリプション、さらにその他の追加購入した機能を利用できます。またProfessionalおよびEnterpriseのサブスクリプション契約を持つ顧客は、いつでも追加のServiceシートを購入することができます。

 

これらのシートを適切に組み合わせることで、組織内の各ユーザーに最適な権限を割り当て、効率的な業務運営が可能となります。

 

コアシートの機能とは?

コアシートを持つユーザーは、以下のような機能や役割を担うことができます。できることは各Hubによって異なりますが、たとえばMarketing Hubを利用している場合、コアシートを持つユーザーは以下のような操作が可能になります。

・メールマーケティング:メールキャンペーンの作成、編集、配信

・ランディングページ:ランディングページのデザイン、公開

・ブログ管理:ブログ記事の作成、編集、公開

・ソーシャルメディア:ソーシャルメディア投稿のスケジュール設定、管理

・マーケティングオートメーション:ワークフローの作成、編集

同様に、Sales HubやService Hubなど他のHubでも、コアシートを持つユーザーは各Hubの主要な機能を利用することができます。

 

HubSpotのコアシートの料金体系

HubSpotのコアシートは、選択するプラン(Starter、Professional、Enterprise)によって料金と初期に含まれる枚数が異なります。以下に、各プランの月額料金(年額払いの場合)と含まれるコアシートの数をまとめました。いずれも、2025年2月時点の金額と枚数です。

●  Starter

Starterプランは、年額払いの場合は月額1,800円からで、含まれるコアシートの数は1シート。コアシートを追加する場合は1枚につき1,800円が必要です。

●  Professional

Professionalプランは、年額払いの場合は月額106,800円からで、含まれるコアシートの数は3シート。コアシートを追加する場合は1枚につき6,000円が必要です。

●  Enterprise

Enterpriseプランは、年額払いの場合は月額432,000円からで、含まれるコアシートの数は5シート。コアシートを追加する場合は1枚につき9,000円が必要です。

 

上記のように、HubSpotのコアシートは選択するプランに応じて柔軟に追加や削除が可能です。会社や組織の規模、関わる担当者の数に応じて、コアシートの数をいつでも調整できます。HubSpotは、この柔軟な料金体系により無駄のない、最適なコストでマーケティングを推進することができます。

 

HubSpotのコアシートの利用時に注意すべきこと

最後に、HubSpotのコアシートを利用するときに注意すべきことについてお話ししておきましょう。コアシートは各ユーザーに必要な機能やアクセス権を提供する重要な要素ですが、不要なシートを持ち続けるとコストが増加するため、適切に管理することが必要です。

●  不要なコアシートの削減

使用していないコアシートは不要なコスト上昇につながるため、定期的に利用状況を確認し未使用のシートは削除しましょう。

●  権限管理の適正化

コアシートは、ユーザーに幅広い機能を提供しますが、全てのユーザーが全ての機能を必要とするわけではありません。不要な機能へのアクセスは、誤操作のリスクを高めるだけでなく、セキュリティ上の脆弱性にも繋がる可能性があります。コアシートが不要なユーザーに対しては、「表示のみシート」への変更を検討しましょう。

●  定期的な担当者ヒアリング

四半期ごとや半年ごとに、各部門の担当者とシートの必要性について、「現在利用している機能は何か」「利用頻度はどの程度か」「今後必要となる機能は何か」などヒアリングを行い、過剰にシートを割り当てていないかを確認しましょう。

●  利用ログの分析

HubSpotのユーザーアクティビティログを確認し、長期間利用していないユーザーを特定することで不要なシートの削減を進めることができます。

 

これらの注意点を踏まえ、HubSpotのコアシートを適切に管理することで、コストを最適化して、HubSpotのポテンシャルを最大限に引き出すことができるでしょう。

 

最適なコアシート構成を選択してHubSpot機能を最大限に活用しよう

HubSpotのコアシートは、立場や業務内容の違うユーザーに適切な権限を付与し、業務効率を高めるための重要な要素です。表示のみシートやSalesシート、Serviceシートとの違いを理解し、自社のニーズに合わせて最適なシート構成を選ぶことでHubSpotの機能を最大限に活用できます。また明確な料金体系により、柔軟なコスト管理もしやすくなっています。導入を検討する際は、各プランの特徴とシートの役割を十分に理解し、最適な選択を行うことが重要です。

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