この記事の概要
・ランディングページの概要や目的、メリットなどがわかる
・Content Hubのランディングページ機能がわかる
・ランディングページを作成する手順がわかる
・ランディングページ機能を利用できる料金プランがわかる
ランディングページ(LPと書かれることも多い)とは、検索エンジンや広告、SNSなどのリンクを経由して訪問者が最初にアクセスするページのことを指します。ランディングページは通常、商品やサービスの訴求、資料請求や問い合わせなどのコンバージョンを目的として設計されており、訪問者に対して明確なアクションを促します。一般的なランディングページには、以下のような要素がよく含まれています。
●キャッチコピー(ファーストビュー)
●商品・サービスの特徴説明
●ユーザーの声(口コミ・レビュー)
●FAQ(よくある質問)
●行動喚起(CTA: Call To Action)
●フォームや問い合わせボタン
ランディングページでは、上記のような構成によりユーザーの関心を段階的に高め、最終的な行動につなげる設計思想が取り入れられているのです。
ホームページや通常の商品紹介ページは、複数の情報を提供し、ユーザーが自由にサイト内を回遊できるよう設計されています。一方、ランディングページは特定の目的に特化しており、余計なリンクやメニューを排除している点がホームページや商品紹介ページとの大きな違いです。ランディングページの構成は、ユーザーの注意を一つのアクション(例:購入や申込み、資料請求など)に集中させる目的から生まれたものです。そのため、1ページ内にわかりやすく情報を集約し、視覚的にも訴求力のある構成を意識することが重要になります。
ここまで書いてきたように、ランディングページの最大の目的は訪問者を確実に誘導してコンバージョン率を高めることにあります。たとえば、資料請求やセミナー申し込み、製品購入といったゴールに対し、余計なリンクやナビゲーションを排除することで、ユーザーの離脱を防がなくてはなりません。また、特定のキャンペーンや広告と連動させることで、セグメント化されたターゲットに対し最適な訴求が可能となります。HubSpotのContent Hubでは、これらのプロセスをテンプレートやドラッグ&ドロップ機能を使って、スピーディに構築することができます。
一見メリットだけに見えるランディングページにも、いくつかのデメリットがあります。ランディングページのメリットとデメリットをここで確認しておきましょう。
● コンバージョンに特化した設計ができる
訪問者に対して特定のアクション(資料請求や購入、登録)を促す構成にできるため、コンバージョン率の向上が期待できます。
● 離脱率の低下が期待できる
情報が1ページに集約されており、外部リンクや複雑なナビゲーションが少ないため、ユーザーが迷わず行動しやすくなります。結果として離脱率の低下が期待できます。
● スピーディな作成と柔軟な改善が可能
HubSpotのContent Hubでは、テンプレートやドラッグ&ドロップ機能を使って、専門知識がなくても短時間でランディングページの作成が可能です。さらに、A/BテストやCTA最適化も簡単に行えます。
● パーソナライズや他ツールとの連携に対応
HubSpot CRMと連携すれば、ユーザー属性に合わせたパーソナライズ表示や、メール・広告施策との統合運用も可能になります。
● デザインや構成によっては逆効果になる
CTAが曖昧だったり、ページ内容が一方的または過剰であったりすると、かえってユーザーの信頼を損ない、コンバージョンに結びつかないことがあります。
● 入力フォームが長いと離脱の原因になる
フォームの入力項目が多すぎると、ユーザーが途中で離脱する可能性が高まります。入力フォームを設置する場合には、必要最低限の入力項目に絞る設計が重要です。
● SEOの恩恵を受けにくい場合がある
1ページに内容を集約するランディングページの特性上、キーワードの網羅性や内部リンクの設計が制限されるため、SEOでの評価が上がりにくいことがあります。
● 広告との連携には専門的な知識が求められる
Googleの広告やSNS広告と連携する際には、品質スコアやページスピード、レスポンシブ対応など、広告運用の基礎知識が必要になります。
HubSpotのContent Hubに搭載されているランディングページ作成機能は、マーケティング活動を強力に支援するツールの一つです。専門的なWeb制作スキルがなくても、あらかじめ用意されたテンプレートやモジュールを活用することで、誰でも直感的にデザイン性の高いランディングページを作成できます。
さらに、HubSpotのCRMやメールマーケティング機能と連携することで、訪問者の行動履歴を活用したパーソナライズされたページ表示やコンバージョン管理が可能になります。フォームやCTAの設置もドラッグ&ドロップで簡単に行えるため、スピーディーな施策展開に最適です。
Content Hubに搭載されたランディングページ作成機能の最大の特徴は、直感的かつ柔軟なページ作成が可能であることです。コーディング不要で、テンプレートやモジュールを使いながらブランドイメージに合ったページを素早く構築することができます。また、A/Bテスト機能を標準で備えており、CTAのクリック率やフォーム送信率を比較しながらPDCAサイクルを回し最適化が図れるのも大きな魅力です。Content Hubのランディングページ作成機能は、マーケティング担当者にとって仕事のスピードと成果を両立できるツールといえるでしょう。
1. テンプレートを選ぶ
Content Hubの管理画面左のメニューから コンテンツ>ランディングページと進み、次のページで「AIを利用して開始(有料)」か「ゼロから始める」を選びます。
次にテンプレート選択画面で目的に合ったテンプレートを選択します。テンプレートは業界や用途別に多数用意されています。
2. コンテンツを編集する
ドラッグ&ドロップ操作でテキストや画像、CTAボタン、フォームなどを自由に配置・編集できます。ブランドガイドラインに合わせてデザインを整えることも可能です。
3. SEOと設定を行う
ページタイトル、URL、メタディスクリプションなどのSEO設定を行い、検索エンジンへの最適化を図ります。また、A/Bテストの準備もこの段階で設定可能です。
4. プレビュー・公開・分析
作成したページは事前にプレビューし、問題がなければ公開します。公開後はHubSpotの分析ツールを使って、コンバージョン率や閲覧数を可視化し改善につなげます。
HubSpotのContent Hubでは、ランディングページの作成機能をプランごとに異なるレベル(機能)で利用できます。
● Freeプラン
基本的なページ作成が可能ですが、HubSpotのロゴが表示されるなどの制限があります。
● ContentHub Starter
ロゴの削除や独自ドメインの利用が可能となり、ブランド管理がしやすくなります。
● ContentHub Professional
A/Bテストやスマートコンテンツ、詳細なパフォーマンス分析などの、高度な機能が利用できます。
ランディングページ(LP)は、訪問者を特定のアクションへ誘導することに特化したWebページで、商品紹介や問い合わせ、資料請求などのコンバージョンを目的に設計されます。HubSpotのContent Hubを活用すれば、専門知識がなくても直感的にLPの作成が可能です。テンプレートやドラッグ&ドロップ操作、A/Bテスト機能などを活用することで、短時間で効果的な施策展開を実現できることでしょう。
株式会社ハレフルでは HubSpot や Salesforce の導入・運用支援 を行っております。初期設定や操作方法などから、自社にマッチしたサポートをご提案しており、CRMの導入は初めてという企業様も安心してご依頼いただけます。スコアリングをはじめ、HubSpotが有する機能についての相談や設定にも応じています。「自社にあったCRMを選定してセールスやマーケティングを効率化したい」「HubSpotの運用を依頼できる企業を探している」など、HubSpot導入に関する具体的な相談や、プランの選び方についてお困りの方は、ぜひ お問い合わせ からご連絡ください。