サービス
  webflow ロゴ

Blog

事例・ブログ
2025-08-27

【HubSpot】Commerce Hubとは?機能や特徴、料金プランをご紹介

この記事の概要

・Commerce Hubの概要がわかる

・Commerce Hubの主な機能がわかる

・Commerce Hub 導入のメリットがわかる

・Commerce Hubの料金プランがわかる

【15万円~】HubSpot初期導入支援サービスの詳細や料金形態など一連の資料を
お気軽にダウンロードできます。
HubSpot保守運用サービスの詳細や料金形態など一連の資料を
お気軽にダウンロードできます。

CommerceHubとは?

HubSpotは、Marketing Hub、Sales Hub、Service Hub、Content Hub、Operations Hub、Commerce Hubの6つの主要製品(Hub)から構成されており、これらを統合する「HubSpot Smart CRM」により、顧客データの一元管理を実現しているプラットフォームです。

そのひとつ、Commerce HubはCRMと連携して「見積書」、「請求書」、「支払いリンク」の生成や「サブスクリプション管理」、「収益レポート」の作成といった決済関連業務を統合的に処理できるツール群です。Commerce Hubの大きな特徴のひとつは、月額固定料金ではなく、取引(トランザクション)ごとに発生する都度払い方式を採用している点です。基本機能である請求書・見積書作成、支払いリンク発行、サブスクリプション対応などは無料で利用でき、課金対象のトランザクションが発生した場合にのみ課金されます。※有料機能(電子署名やHubSpot内決済処理、収益レポートのカスタム機能、会計ソフトとの連携など)は、はじめから課金される

他のHubSpot製品とは異なり、Commerce Hubは月額契約を前提とせず、企業の請求件数や取引量に応じて柔軟に導入できるため、特にスモールスタートしたい企業にとっては魅力的な製品だといえるでしょう。さらに、Commerce HubはCRMデータとシームレスに連携することで、営業から経理、マーケティングに至るまで、商談から売上回収までのプロセスを統合的に管理でき、業務効率の向上やデータドリブンな意思決定を支援します。

 

Commerce Hub導入のメリット

HubSpot Commerce Hubの導入には以下のようなメリットがあります。

 

請求・決済業務の効率化

Commerce Hubを導入する最大のメリットは、請求から決済までの業務を一元化できる点です。見積書や請求書をCRM上で直接作成して支払いリンクを発行できるため、ツール間のデータ移行や手作業による転記の手間、誤記などを削減できます。営業担当が作成した見積もりが、そのままスムーズに請求プロセスに移行することで、経理担当者の負担も軽減され業務の処理スピードが大幅に向上します。

● 顧客体験の向上

Commerce Hubでは、ワンクリックで決済可能なリンクやサブスクリプション対応を提供できるため、顧客にとって利便性の高い購買体験を実現できます。従来の請求書ベースの支払いよりも迅速で直感的な取引が可能となり、結果として顧客満足度やリピート率の向上に寄与することでしょう。特にオンライン取引が増加している昨今、デジタル決済の充実は競合優位性を高める要素にもなります。

● コストを抑えたスモールスタートが可能

Commerce Hubは月額固定料金ではなく、取引が発生した際の手数料課金モデルを採用しています。そのため、利用件数が少ない段階でもコスト負担を抑えて導入でき、企業の成長に合わせて利用を拡大することができます。他のHubのように高額なプラン契約を前提としない点は、スタートアップや中小企業、個人事業主にとって大きな魅力となります。

● データドリブンな経営判断の支援

Commerce HubはHubSpot CRMと完全に連携しており、売上や収益データを可視化するレポート機能を備えています。これにより取引件数や収益構造をリアルタイムに把握でき、経営判断のスピードと精度が向上します。Commerce Hubのデータを営業データやマーケティングデータと紐付けることで、顧客行動から収益までの一連の流れを分析でき収益性改善や、その戦略立案に役立ちます。

● 他Hubとのシームレスな連携

Commerce HubはHubSpotのMarketing HubやSales Hubと連携することで、見込み顧客の獲得から商談、決済までのプロセスを一貫して管理できます。たとえばマーケティング施策から生まれたリードが、営業活動を経て商談化し、そのままCommerce Hubで決済・請求まで完結させることができるため、顧客接点が分断されずスムーズにビジネスが進みます。

● サブスクリプションビジネスへの対応

近年、自社のサービスにサブスクリプションモデルを導入する企業が増えています。Commerce Hubは定期課金機能を備えており、月額や年額などの繰り返し請求を自動化することができます。この機能により継続課金ビジネスを効率的に運営でき、解約率や更新率のデータ分析も容易になります。

● グローバルな決済手段への対応

Commerce Hubは複数の決済方法に対応しており、国際的なビジネス展開にも適しています。クレジットカードやデジタルウォレットなど、顧客が慣れ親しんだ方法で支払いできることは、購買プロセスのハードルを下げ、売上機会の拡大につながります。

● セキュリティとコンプライアンスの強化

決済に関する業務は法的な規制やセキュリティ要件への対応が不可欠です。Commerce HubはHubSpotの基準に基づいた安全な決済処理を提供しているため、個別に決済システムを導入する場合と比べ、安心して利用することができます。

CommerceHubの主な機能

前章のようなメリットを生み出すCommerce Hubの主な機能を、ここで整理しておきましょう。

● 見積書・請求書の作成機能

Commerce Hubの中心的な機能が、見積書や請求書の作成です。Sales Hubで管理している取引情報を基にワンクリックで見積書を生成し、そのまま請求書に変換することができます。デザインや記載内容はカスタマイズ可能で、ブランドに合わせた書式で統一することも可能です。これにより営業担当者の作業負担を軽減し、スピーディーな商談進行をサポートします。

● 支払いリンクの発行とオンライン決済

Commerce Hubでは、顧客が簡単に決済できる「支払いリンク」を発行することができます。リンクをメールやチャットで共有するだけで、クレジットカードやデジタルウォレットでの支払いが可能になります。これにより、従来の銀行振込や紙ベースの請求に比べて入金スピードが向上し、キャッシュフローの安定化にもつながります。特にオンライン取引が増えている現在において、利便性の高くスピーディーな決済体験は顧客満足度を高める大きな要素になることでしょう。

● サブスクリプション管理機能

Commerce Hubは、月額や年額などのサブスクリプション型契約に対応しており、請求や決済を自動化することができます。これにより継続課金ビジネスの運営が容易になり、更新率や解約率のデータ分析も可能です。

● 収益レポートと分析機能

Commerce Hubは、HubSpot CRMに蓄積されたデータと連携し、収益を可視化するレポートを生成できます。取引件数や契約更新率、売上の推移をリアルタイムで確認できるため、経営判断の精度が高まります。さらにマーケティング施策や営業活動との関連性も分析できるため、「どの施策が収益に結びついているか」を明確にし、データドリブンな戦略立案に活用できます。

● 電子署名対応

契約プロセスを効率化するために、Commerce Hubは電子署名機能も提供しています。紙の契約書を郵送したり、PDFをメールでやり取りしたりする必要がなくなり、オンライン上で契約が完結します。これにより契約手続きのスピードが向上し、成約率の改善にも寄与します。

● 会計ソフトとの連携

Commerce Hubは、QuickBooksOnlineやfreee会計などの会計ソフトとも連携可能です。この機能により、取引データを会計システムと自動で同期でき、経理部門の作業を大幅に効率化します。

● セキュリティとコンプライアンス対応

決済を扱うツールとして、Commerce Hubは高いセキュリティ基準を満たしています。PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard:クレジットカード会員データの保護を目的とした国際的なセキュリティ基準)などの国際的な基準に準拠しており、安全なオンライン取引を保証します。企業にとっては、法令遵守や顧客データの保護を安心して任せられる点が大きなメリットとなるでしょう。

 

CommerceHubの料金体系

先述の通り、Commerce Hubの料金体系は他のHubと異なっています。利用開始にあたっての初期費用や固定の月額料金は不要で、「使った分だけ」支払うトランザクションベースの料金体系となっています。  

Commerce Hubの利用にあたって発生する利用料は大きく以下の2種類です。

● プラットフォーム手数料

HubSpotのCommerceツール(請求書、支払いリンク、見積書、サブスクリプションなど)を活用した取引に対して課される料金です。 ※発行は無料、取引が発生(決済成立)した場合に課金される。

● 決済処理手数料

クレジットカードなどの支払い手段による決済に伴う処理コストで、Stripe(インターネット向け決済インフラ)またはHubSpot Payments(現在はアメリカ、イギリス、カナダに拠点がある企業のみ対応)などの決済プロバイダーに支払います。

 

HubSpotCommerce Hubを活用して決済関連業も一元化

HubSpot Commerce Hubは、見積書・請求書作成から支払いリンク、サブスクリプション管理まで、決済関連業務を一元化できるツールです。月額固定費は不要で取引ごとの課金体系を採用し、効率化や顧客体験向上、スモールスタートのしやすさが魅力です。さらに、収益レポートや会計ソフト連携、電子署名、国際水準のセキュリティ対応により、データドリブンな経営判断やグローバル取引を支援します。Commerce Hubは、スタートアップや中小企業、個人事業主にとって最適な決済業務管理ツールだと言えるでしょう。

HubSpotの一部機能や全般的なご質問でも何なりとお承りますので
お気軽にお問い合わせください。
【15万円~】HubSpot初期導入支援サービスの詳細や料金形態など一連の資料を
お気軽にダウンロードできます。

株式会社ハレフルでは HubSpotSalesforce の導入・運用支援 を行っております。初期設定や操作方法などから、自社にマッチしたサポートをご提案しており、CRMの導入は初めてという企業様も安心してご依頼いただけます。スコアリングをはじめ、HubSpotが有する機能についての相談や設定にも応じています。「自社にあったCRMを選定してセールスやマーケティングを効率化したい」「HubSpotの運用を依頼できる企業を探している」など、HubSpot導入に関する具体的な相談や、プランの選び方についてお困りの方は、ぜひ お問い合わせ からご連絡ください。

Contact

お問い合わせ
Salesforce、HubSpot、システム開発など
まずは何でもお気軽にご相談ください。