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2025-02-19
HubSpot

【HubSpot】HubSpotのAPI連携とは?メリットや使用方法をご説明

この記事の概要

・HubSpotが提供しているAPIの概要がわかる

・他のソフトウェアとHubSpotが連携するメリットがわかる

・HubSpotでAPIを使用する方法やAPIキーの取得方法がわかる

・HubSpotでAPIを利用する際の注意点がわかる

・HubSpotのAPI連携で実現する業務効率化の例がわかる

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HubSpotのAPIとは?

HubSpotには、APIを使った連携機能が実装されています。HubSpotのAPIとは、どのようなものなのでしょうか?

 

そもそもAPIとは?

APIとはApplicationProgramming Interfaceの略で、異なるソフトウェアやシステム同士がデータをやり取りするための仕組みを指します。APIはHubSpotだけが持つ特別な機能ではなく、他のシステムやソフトウェアと連携する必要がある、もしくは連携すると便利になるソフトウェアなどに多く用意されているものです。

 

HubSpotがAPIを用意している理由とは?

HubSpotは、CRM(顧客関係管理)やMA(マーケティングオートメーション)、SFA(営業支援、カスタマーサポート、CMS(コンテンツ管理)など、幅広いビジネス機能を提供するプラットフォームです。しかし、企業の業務はHubSpotだけで完結するわけではありません。さまざまな外部システムや、ツールと連携する必要があります。HubSpotがAPIを用意している理由は、こうした他のシステムとの連携を可能にし、業務効率化やデータ活用の幅を広げることを目的としているからです。HubSpotのAPIを活用することで、CRMをはじめとしたマーケティング・営業・サポート業務を、より効率的に進めることが可能になります。

 

HubSpot×API連携のメリット

HubSpotでAPI連携を使うメリットには、以下のようなものがあります。

●  異なるシステムやソフトウェアとのデータ連携

API連携を使う一番のメリットは、異なるシステムやソフトウェアとデータ連携ができることです。APIでの連携ができていないと、他のシステムからHubSpotにデータを渡す際に、データの変換や内容を整理する手間が発生します。APIは、これらを自動的に行ってくれる機能を持っています。たとえば、他社製のCRMと連携して営業データをリアルタイムで同期したり、会計ソフトと連携して、売上情報をHubSpotに反映したりすることが人の手を介さず、自動でできるようになります。

●  繰り返し作業の自動化

先述のようにAPIで連携ができれば、データを変換したり、不要な部分を削除したりするなどの手間を削減できます。繰り返し行われる作業を自動化して人の手を省けば、ミスを防止し、コストの削減につながります。また自動的なデータの変換は24時間365日、リアルタイムで処理が可能なので業務効率もアップします。

●  データの一元管理と一貫性の確保

APIを活用することで、顧客データを一カ所(HubSpot)で管理できるようになり、データの一元管理を実現できるようになります。データを一カ所で管理できれば、データの一貫性が保たれ、間違った情報に基づく意思決定を防ぐことができます。たとえばカスタマーサポートにおいて、顧客対応の履歴を一元管理できていれば、重複した対応や対応の遅れなどを防ぐことができます。

●  セキュリティとアクセス管理の強化

CRMやSFAなど顧客の属性データを扱うシステムでは、顧客データの散在は避けたいところです。上記のようにデータを一カ所に集めて一元的に管理すれば、データのセキュリティ性は飛躍的に向上します。またアクセス権限を細かく設定し、必要なユーザーだけが特定のデータにアクセスできるように制限すれば、アクセス管理の強化もできるようになります。

●  カスタマイズ性の向上

HubSpotの標準機能だけでは対応できない業務フローでも、APIを活用することで他システムに業務をまかせることができるようになります。APIを使えば、標準機能に縛られない自由度の高いカスタマイズができるようになり、自社の業務フローに最適化したシステムを構築することも可能です。

 

HubSpotでAPIを使用する方法

HubSpotのAPIを利用するには、適切な認証を行う必要があります。HubSpotでは、以下の2つの方法でAPI認証をすることができます。

●  OAuth 認証

OAuth(オーオース) 認証とは、外部のソフトウェアを安全にHubSpotのAPIにアクセスさせるための認証方式です。OAuth認証はOAuth 2.0のプロトコルに基づいており、HubSpotが提供するAPIを安全に利用するための標準的な認証手段として推奨されています。OAuth認証は、複数のHubSpotアカウントを扱う場合に使いますが、使用には少なからずプログラミングに関する知識が必要となります。

 

● 個人アクセストークン

個人アクセストークン(Private Access Token)は、HubSpotアカウントの管理者が発行する認証トークンで、とてもシンプルな認証方式となっています。特定のHubSpotアカウントでのみAPIを使用する場合には、個人アクセストークンを使用する認証方式が良いでしょう。

HubSpotでは2022年まで「APIキー」を用いた認証方式を採用してきましたが、APIキーは2022年11月30日をもって廃止され、サポートも終了しています。以後、連携アプリの認証には個人アクセストークンが必要となり、旧来のAPIキーを使用し続けると(廃止以前にアプリとHubSpotをAPIキーにて連携させた場合)、アカウントやデータに対するセキュリティー上のリスクを生じさせる場合があります。

 

個人アクセストークンの取得方法

ここでは、最もシンプルなAPIの認証方式である、個人アクセストークンを取得する方法を解説していきます。個人アクセストークンを取得するには、HubSpotにサインインし非公開アプリを作成する必要があります。はじめにHubSpotの初期画面から右上の「歯車」マークをクリックし、設定画面に移動します。

次に画面左側のメニューから「連携」→「非公開アプリ」を選択し、非公開アプリの作成を開始します。

以降は画面の指示に従って「アプリ名(任意の名前)」や「説明(アプリの用途や目的を記入)」、「アクセス権限(スコープ)」などを記入し、「アプリを作成」に進みます。

アプリの作成が完了すると、個人アクセストークンが自動的に生成されます。画面中央にある文字列が個人アクセストークンです。

個人アクセストークンは一度しか生成されないので、必ずコピーして安全な場所に保存しておきましょう。

以上が、個人アクセストークンを生成(取得)する手順です。

 

HubSpotでAPIを利用する際の注意点

APIはとても便利なインターフェースですが、適切に利用しなければパフォーマンスの問題が発生する可能性があります。

●  APIのレート制限に注意する

HubSpotはAPIの乱用を防ぐために、レート制限(RateLimits)を設けています。1秒間、もしくは1日あたりのAPIリクエスト数が制限を超えると、一時的にAPIの使用が制限されるため注意が必要です。レート制限はHubSpotのプランによって制限されるリクエスト数が替わり、上位プランになるほど制限が緩和されます。このようなレート制限を回避するためには、リクエストの頻度を制御したり、バッチ処理を活用してデータをまとめたりする工夫が必要です。

●  データの重複や競合に注意する

同じデータを何回もAPI経由で送ることは、上記のレート制限に抵触しやすくなります。データのタイムスタンプを活用して最新のデータのみを送るなど、重複や競合を避ける工夫が必要です。

●  APIや個人アクセストークンのバージョン管理

HubSpotのAPIはバージョンごとに仕様が異なるため、最新のバージョンを使用することが必要です。またAPIのバージョンによっては個人アクセストークンの更新も必要になるため、適切なバージョン管理が求められます。

 

HubSpotのAPIで実現する業務効率化

HubSpotのAPIを活用すると、以下のような業務を効率化できます。

●  顧客情報の自動登録・更新

リード獲得フォームからの情報を自動でHubSpotに登録したり、名刺管理システムや外部CRM(Salesforceなど)と連携して顧客情報を同期したりなど、情報の登録や更新が自動でできるようになります。手間もかからずミスも防げるので業務を効率化できます。

●  問い合わせ管理の自動化

問い合わせフォームのデータをHubSpotの「チケット」に自動登録したり、他社製のカスタマーサポートツール(Zendesk、Freshdeskなど)と連携し、対応履歴をHubSpotのコンタクト情報に自動記録できるようになります。

●  メールマーケティングの自動化

HubSpotと他社製マーケティングツールをAPI連携させることで、顧客の行動に応じたパーソナライズされたメールを自動送信 できます。たとえば、Webサイトでの行動履歴に応じてメールを送信したり、特定の条件を満たしたリードに対し、自動でキャンペーンメールを配信したりといったマーケティング業務の最適化が可能になります。

●  営業データやマーケティングデータの一元管理

外部のBIツール(Google Data StudioやTableau、Power BIなど)とAPI連携することで、営業やマーケティングデータを一元管理。リアルタイムにデータを可視化し、意思決定を迅速化することができます。

 

HubSpotのAPI連携を活用して業務を効率化

HubSpotのAPI連携を活用することで、異なるシステム間のデータ連携がスムーズになり、業務の自動化や効率化が実現できます。特に、営業部門やマーケティング部門のデータをリアルタイムで同期させたり、サポート部門の問い合わせ管理を自動化したりすれば、業務負担の軽減や効率化が可能になります。API機能の利用時には適切な認証を行い、レート制限やデータ管理に注意しながら、ビジネスの生産性向上を図りましょう。

 

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